心配性は治さなくて良い!?モチベーションになりマイナス感情も緩和する!

私たちの脳は先のことを判断・予測したがるように出来ていて、心配性の人は1ヶ月後や10年後のことにまで不安を抱いていることがあります。

実際はいま心配したってどうにもならないことなので、現実のなかで「いまを生きた」方がずっとストレスも少ないはずですが、真面目な人ほど将来に想いを馳せて失敗ストーリーを思い描いてしまうのではないでしょうか。

一生素敵な人に出会えなかったら。将来大きな病気にかかったら。仕事をクビになってしまったら。そういう心配ごとって、大小は違っても大半の人が抱えている問題ではないかと思います。

心配ばかりするのはネガティブでよくないとも言われていますが、実は心配にもちゃんとプラスの側面があるのです。

カルフォルニア大学リバーサイド校の心理学教授であるケイト・スウィーニーさんによると、「心配することには良くないイメージを抱いている人が多いが、すべての心配が有害・無意味なわけではない。行動の動機付けにもなるし、感情的なバッファー(和らげるもの)になることもある」そうです。

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①心配は動機付けになる

心配する人は、ストレスの多い事態を前にするとより多くの情報を集めようとするため、その問題をより上手に解決することができます。心配の感情が「状況が深刻なので行動が必要!」という合図を自分に送るスイッチとして働いてくれるのです。

わかりやすい例でいうと、

英語のテストを明日に控えた学生が、一度単語帳に目を通したけれど「これだけでは心配だな・・」と思うからこそ再度ページをめくり良い点数という結果に繋がります。

また、海外旅行の前に、乗り換えや現地のコミュニケーションを事前に心配する人は、ちゃんとネットで必要な情報を集めプリントアウトしていったり、使いそうな会話はメモにとっておきいつでも出せる状態にしておくでしょう。そうすることによって、旅行はより心配が少なく充実したものに繋がります。

大学卒業しても職がないかも・・と心配している人は、就職カウンセラーや大学の相談室に行って何らかの方法を見つけようと努力しますし、昇進が心配な人はもっと結果を残そうと努力します。ミスをするかもという心配している人はダブルチェックしてさらに確実にしますし、退職までにきちんとお金を貯めておこうと思うでしょう。

こうして考えると、心配することって、自分の安全を守るためにも必要なことですよね。

日常的なことでも、将来のシミや皮膚ガンのことを心配している人はちゃんと日焼け止めを毎日塗っているでしょう。運転でも「かもしれない」運転(あそこから人が飛び出てくるかも、信号が変わるかも)を心がけていますし、塩分の取りすぎが心配な人はちゃんと自分で食事をコントロールしようとするでしょう。

シートベルトをするといった習慣となっている行為でも、もとは心配の感情から生まれたはずです。

しかし興味深いことに、心配の度合いと予防行動(自分の健康を守り怪我や病気を防ごうとする努力)には微妙な関係があるようで、全く心配していない人とあまりに心配のレベルが高い人は、適度に心配する人よりもこういう行動に結びつく可能性が低いそうです。

つまり、行動の動機付けとなるのは、中程度の心配をしている人です。不思議ですね!

②心配はプランBを用意する

心配症の人は、物事が良いではなく悪い方向へ進むことを予測します。いつだって悪いシナリオが起こったときの心の準備ができているということです。

以前、メンタルリハーサルの記事でもご紹介しましたが、悪いシナリオを思い描くことができるからこそ、実際にそうなったアンラッキーな場合でも冷静に対処することができます。

実際、悪い方に行くとも想像していなかった人は、よほど対応力のある人ならまだしもそのジャンルでの経験が浅かったりするとパニック状態になり適切な対処ができない可能性もあります。

心配する人は、バックアッププランを用意する人も多いと思います。

パターンAでほとんどうまくいきそうだけど、万が一のときはパターンBだ!と決めているので、実際にAが上手くいかなくてもすぐにBに以降することができます。

バックアップがあるという安心感も、より物事を落ちついて進めるために役立ちます。

例えば、もし「デートで上手くいくか心配・・」という気持ちは、それだけなら何も生み出さないかもしれませんが、建設的な考え方ができる人は、「ランチはここに行ってみよう」「この話題を振ろう」と考えます。もしバックアッププランとして、「あのお店が混んでいたら次はここにしよう」「この話題に興味なかったら次はあの話題だ」と頭に備えておくことができます。こういう人のデートはきっと素敵なものになるはずです。

もっと大きなことでも、自分に向いているのではないかという職種も2つ以上見つけることができたらいいかもしれません。

「もしこの仕事が上手くいかなかったらあっちの職種でがんばろう」と思います。もしこのバックアップがなかったら、万が一大きなミスをしてしまったときなど「これでクビになったらあとがない!!」と絶望的になります。

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③マイナス感情を和らげる

心配といういやな感情が先行すると、良い経験をしたときの快楽が対象的にずっと大きく感じられますし、逆に実際に悪いシナリオが実現してしまったとしても、元から想定内のことだったので失望の心も緩和されます。

全く心配のしない人だと、上手くいっても元からのプラン通りなのでそう嬉しくはないはず。逆に心配性の人にとっては、こんなに悪いシナリオもあったのに上手くいったということは「私やるじゃん!」と自信に変えることができます。

もちろん過剰な心配はストレスのもとで、ストレスが健康に大きく影響を与えるのは事実です。ただ、「自分は心配症なのでは!?」と悩んでいる人は、心配にもよい側面があるのだと理解し、心配の感情を無理やり抑圧しようするよりも、①②でご紹介したように建設的な心配ができるように見方を変えてみてはどうでしょうか。

適度に物事を心配するのは、全く心配しない人に比べて断然よい結果を出すことができるのです。

ただ、「うまくいかないかも」「やっぱりダメだ!」と否定的な言葉を多く使うのはおすすめしません。脳は言葉にしてしまうと、無意識にその言葉と関連のある出来事を探してしまいます。「しろくまを絶対にイメージしないでください」というと、そうは言われてもまずしろくまの姿が頭に一瞬思い浮かんでしまいますよね。

これと一緒で、言葉には無意識に脳に自分の焦点を伝える役割を持っていますので、もし否定的な言葉を多く使っていると、否定的なことばかりが目につき自分がまるっきり運のない人間のように思えてしまいます。

なので、心配するのはいいとして、言葉だけは否定的にならないように気をつけるのがおすすめ。参考記事:Study shows a worrying has positive side effects3ways worrying is good for you

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まとめ

いかがでしたでしょうか?少しでも参考になったら嬉しいです。

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