嫌なことを早く忘れるためにはどうする?暗記は感情を揺さぶるべし!

おはようございます。

忘れたいのに忘れられない、覚えたいのに覚えられない。そういう記臆って誰にでもあると思います。嫌な思い出は何年も頭に残っているくせに、勉強や仕事ではここぞというときに暗記したものを忘れてる、ということがあります。

実は私たちの脳では、記臆は感情と結びついたときに残りやすくなるようにできているのです。今日は感情と記臆の関係についてまとめました!

スポンサーリンク

感情と記憶の関係とは

物事をどれだけちゃんと覚えていられるかというのは、私たちがそのとき抱いていた感情と深く結びついています。悲しかったり嬉しかったりと強い感情が伴ったことは、長く心に残っているということです。

ニューヨーク大学の研究によると、映画の悲しいシーンを見るなど感情的な経験をしてから30分もの間、記憶力が高くなっているそうです。

また、ニューロサイエンス誌に発表された研究でこのようなものがあります。

115人の被験者を2つのグループに分けて、ひとつのグループには感情的な反応を誘発する写真を見せてから、次になんでもないノーマルな写真を見せ、もうひとつのグループには、逆にノーマルな写真を見せてから感情的になる写真を見せます。その6時間後、研究者はノーマルな写真をいかによく覚えているかという確認をしました。

その結果、ノーマルな写真を見る前に感情的な刺激を別の写真で体験していたひとつめのグループの方が、ノーマルな写真の内容をより正確に記憶していることが発見されました。

参考記事:Emotions and memory: here’s the link

 感情的になることで脳の扁桃体が刺激されて、身体がアドレナリンを分泌します。そしてこの2つのプロセスが、記憶機能の中心である海馬で働き、その時間私たちの記憶力が鋭くなるというのです。

記憶を作り出すことはすべてが外部からの経験に依存しているのではなくて、身体の内部で起こるプロセスによっても記憶力が変化しているということです。

扁桃体や前海馬などの脳の領域は、記憶と感情の両方に関連していて、感情的な反応をした後により活性化する傾向があり、しかもその状態が30分程度続くことがわかりました。

そのため、辛い思い出など自分の感情が大きく動いた出来事は記憶にしっかり残ってしまいます。

例えば車に乗っていて事故を起こしてしまった人は、その時の恐怖が長く続くとトラウマという形になって、運転自体ができなくなってしまうこともありえます。

感情を利用し勉強でよい結果を出せる?

この、感情が混じれば記憶が定着しやすくなるという人の法則を利用して、勉強に効果的に生かすことができます!

勉強大好き芸人として有名なロザンの宇治原さんも、”感情を揺さぶりながら勉強する”方法を推奨しています。

歴史を覚えるときは、「すごいな~」「こわいな~」と、自分の感情や感想を口に出しながら覚えると記憶しやすいそうです。確かに、「こんなひどいことが実際にあったんだ!」と思うようなことってなかなか忘れられないですよね。

逆に興味を全く引かれなければ翌日にはさっぱり忘れています。

英語などでも、覚えたいフレーズを音読するときは、その登場人物の気持ちになりきって音読したり、シチュエーションをしっかり想像してから音読したらより定着しやすいと思います。

ノリノリになれる洋楽を口ずさんだり好きな洋画のかっこいいセリフを覚えたりするのも、楽しい・面白いという感情があるので、ただ興味のない教科書コンテンツを読むより定着しやすいと思います。

自分の興味のある教科だけ点数が伸びるのは、やはり面白いという感情があって学んでいるからかもしれませんね!

また、テストでミスしたところは悔しい!と思って復習するのも大事だと思います。

スポンサーリンク

嫌な記憶を忘れたい場合は?

逆に、早く忘れたいのになかなか忘れられないことも沢山ありますよね。大人になればなるほどそういう思い出が増えていって、怖いものや避けたいものが増えてしまいます。

おじいちゃんおばあちゃんになった頃にはさすがに嫌な思い出も忘れてしまっているかと思いますが、少しでも早く悩まされなくなるためにできそうなことを紹介します。

①今を楽しんでハッピーな思い出を沢山増やす

今の自分を大切にして、楽しいと感じられることをたくさんしましょう。素敵な思い出が増えれば増えるほど、嫌な思い出は早く思い出さなくなってきます。

新しい街に冒険してみたり、いつもと違う道を歩いてみたり、新しいレストランに入ったり、友達を家に招いてホームパーティーをしてみたり。

また、絵を描いたり服を作ったりという生産的な行動を続けることで、ネガティブな思い出が頭に湧きにくくなることもわかっています。

何もすることがなく退屈していると心の内圧が高まりがちなので、なるべく忙しくしておくのも有効です!

②思い出をハッピーなものへ切り替える練習をする

人はネガティブなことの方がずっと多く覚えているそうです。

例えば、緊張して大失敗してしまったプレゼンテーションの記憶にいつまでも悩まされてしまうなら、逆に成功した、そこそこ上手くいったプレゼンの思い出や周囲からの褒め言葉を代わりに思い出しましょう。

なんども襲ってくる嫌な思い出に対しては自分で代わりにハッピーな思い出に切り替えられるよう、スイッチのオンオフ機能を意識して用意しておきましょう。

ハッピーな思い出に切り替える練習を続けることによって、嫌な思い出による辛さや悲しさを反芻して味わうことも減っていきます。

なので、まずは良い思い出をたくさん思い出して手帳やスマホアプリを使ってメモしておけばいいですね!

③今に集中する

過去の思い出ではなく、現在の自分に集中する練習をしましょう。

このブログでも以前紹介しました、マインドフルネスですね!

私たちの脳は現在にとどまるのが苦手なように出来ているので、過去や未来に思考がぐるぐる回ってしまい、いまの時間にはその要素が全くないにもかかわらず、嫌な思い出を何度も味わってしまうのです。

そういうときは、自分の呼吸や、聞こえるもの、香るものなど5感に集中することによって、自分の存在を感じて今という時間に自分を戻すことができます。特に呼吸に意識を向けることは、現在に自分をとどめておくための接着剤のような役割を果たしてくれます。

また、そういうときに現実へ戻るための呪文のようなものを決めておくといいかもしれません。「私はここにいます」「過去はここにはありません」など、自分をとどめておく一言を決めておき、思い出にとらわれそうになったらつぶやきましょう。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする