チョコレートの歴史。魔法の飲み物、お金の代わり!?

私たちの大好きなチョコレート!

ストレスの多い社会のなかで、寝る前に食べる甘い一口がやめられない、という方もいるのではないでしょうか。

現代のチョコレート菓子はとってもバラエティ豊富で、30円で買える駄菓子もあれば、ラムやリキュールの入った大人の味のものもありますね。

しかし起源を辿れば、実はチョコの歴史のうち90%以上は、おやつでなく飲み物として親しまれていたのです。

今日は詳しく調べてまとめてみました!

①チョコのはじまり

チョコレートの歴史は、いまから4000年以上前、紀元前19世紀にまで遡ります。

わかっているなかで最も最初にチョコレートを食べた証拠を残しているのは、メソアメリカの人たちです。

メソアメリカは、スペインが植民地支配する前のメキシコ中部から中央アメリカ北西部にかけての地域のことで、オルテカ文明、マヤ文明、アステカ文明などが栄えたエリアです。

オルテカ人が使っていた食器を調べ、彼らがカカオ豆をローストして粉状にしたものを、バニラや蜂蜜、チリペッパーなどと一緒に水とまぜ、ドリンクにして飲んでいたことが分かりました。

バニラ・蜂蜜・チョコが入ってる聞けばなんだか甘そうなイメージが湧きますが、とても苦い飲み物です。

コンビニでもカカオ70%チョコレートとか売っていますが、甘いというより、苦いですもんね。

チョコは身体を元気にし気分も良くなる、魔法の飲み物として親しまれました。マジカル・ドリンクです。

当時の人々は、カカオには神様が宿っている、とさえ考えたそうです。

アステカ文明が栄えた14世紀には、神聖な儀式である結婚や出産、葬式の折に、チョコレートドリンクが飲まれました。

アステカ文明には、人の心臓を神に捧げるという生贄の儀式(!)があったようですが、チョコレートドリンクはその生贄に対しても、死への恐怖を和らげるものとして与えられていたそうです。

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②カカオはお金

アステカ文明が栄えたメキシコ中央部はカカオの栽培に適しておらず、南東部のマヤ族との貿易で豆を手に入れていました。

そのため、カカオ豆の価値はとても高く、貨幣の代わりに使われたほどです。

例えばカカオ豆1粒がトマト1つ、100粒が七面鳥1羽、といった具合です。
16世紀アステカの王位についていたモンテスマ皇帝は、1日3ガロン(1ガロンが約3.8リットルなので、10ℓ以上!)ものチョコレートドリンクを飲んでいたそうです。

子孫繁栄のため精力をつけるため、と考えられています。

10ℓ以上というと、もはや水代わりに飲んでいたんでしょうか。

忘れてはなりませんが、まだまだこれは苦〜い飲み物です!

③スペイン、フランスへと渡る

メキシコに金や銀を探しにやってきたスペイン人が金銀の代わりに発見したものが、チョコレート・ドリンクでした。

スペイン人はこのドリンクに、さとうきびやシナモンを混ぜて甘みを出して飲み始めます。

チョコレートはスペインでもあっという間に高級品となります。

まだ栽培はしていないので、メキシコから輸入して飲む余裕のある、お金持ちだけが飲める特別な飲み物でした。

スペインにチョコレートが浸透してしばらくしたころ、スペインの女王様が、フランスのルイ13世と結婚します。

二人の間に生まれた女の子がチョコレートの魅力にはまり、フランスへ持ち帰ったのがヨーロッパに広がったはじまりです。

チョコレートの人気はまたもや瞬く間に広がって、健康に良いものと信じられていたので、健康志向の貴族たちの間で万能ドリンクとして扱われました。

人気が出すぎたため、フランスは当時占領していたほかの国で、アフリカ人奴隷を使ってカカオ豆の栽培を始めます。

どこの国にいっても人々を魅了するなんて、チョコは本当に魔法のドリンクだったようです。

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④チョコレートの進化

私たちがバン・ホーテンと聞けば、あの美味し〜いココアの商品名を思い浮かべますが、実はドイツの科学者さんの名前です。

彼は1828年、炒ったカカオ豆からココアバターを絞って、残ったココアケーキを粉状にしたもの、つまりココアパウダーを発明した方です。

水と混ざりやすくお腹で消化しやすく、より飲み心地の良いドリンクが作れるようになりました。

製造コストも大幅に減って、貴族に限らず、大衆も楽しめる存在になってきました。

1847年、イギリスの会社J.S.フライアンドサンズが初めて、ココアバター、ココアパウダー、砂糖をミックスして作った固形のチョコレートバーを発売します。

ココアパウダーにココアバターを加えて冷やすと固体になる!という発見をしたのです。ここでようやく、チョコは飲み物から食べ物へとなりました。

1879年、スイスのロドルフ・リンツさんが、さらにコンチェという機械を発明します。

このころのチョコレートバーはとても硬くざらついたものでしたが、圧力を加えチョコをかき混ぜ余分な空気を抜く、といった工程を行うコンチェの発明によって、さらに固形チョコが美味しくなりました。

その後も1900年代にかけてイギリスのキャドバリーやアメリカのマーズ&ハーシーによってチョコレートはどんどん進化の道を行き、ようやくいまのようなチョコ菓子が生まれてきます。
チョコを愛するたくさんの人の研究のおかげで、いま私たちの食べるチョコレートがあるんですね。

感謝です!

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まとめ

チョコといえば甘いというのが当たり前の私たちにとっては、とても興味深い歴史です。

多くの人の知恵と努力があって、いま私たちのご褒美として甘〜い幸せを与えてくれているんですね!

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