おはようございます!
今日は昨日の記事と引き続いてカンボジアつながりで書こうと思います!
トピックは「カンボジアのオーガニックコットン」。
カンボジアのバッタンバン州で生まれる、人にも地域にも優しいコットンの魅力や購入方法を紹介したいと思います。
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オーガニックコットンと普通のコットンの違い
綿の栽培はとても手間のかかるもので、下記の通り大量の薬剤や化学肥料が必要とされています。
- 種をまく前に化学肥料や防カビ剤を散布
- 雑草が生えると除草剤を散布
- 害虫がつくと殺虫剤を散布
- 実が弾けたら収穫を容易にするために落葉剤を散布
日本オーガニック・コットン協会によると、綿の畑は世界の耕作地のたった2.5%なのに、世界の殺虫剤の約16%、農薬全体の7%が使用されているそうです。
しかも、アメリカの綿花栽培に使われている農薬のなかで、10種類の農薬については発ガン性の疑いがあることを、アメリカ保護局は認めているそうです。
安価な衣類生産の闇に迫るドキュメンタリー映画「ザ・トゥルー・コスト」では、綿の栽培を生業としていた夫をガンで亡くした、アメリカ人女性のインタビューも出てきますが、
そこで彼女は、農薬散布の仕事と夫を奪った病気の因果関係を主張し、それ以来オーガニックの衣類以外は着るのが怖くなった、と話していました。
食べるものには気を使うのに、なぜ着るものには気を使わないのか、そうカメラに訴えかけていました。
カンボジアでオーガニックコットンを
カンボジアの首都プノンペンから車で北西へ約6時間ほどのところ、米の生産地として名高いバッタンバンという州があります。
そこの農村部で、先ほど述べたような綿に関わる有害性を排除し、肌にやさしいものにこだわって作られているNGO団体「カンボジアコットンクラブ」があります。元NHKジャーナリストの古澤さんという日本人の方が代表を勤められています。
公式サイト(http://blog.cambodia-cc.org/)から団体のコンセプトを引用しました。
枯れ葉剤・化学肥料・農薬を使わないコットンを森の植物で丁寧に染織してカンボジアの農村に雇用創出。人と自然に負荷のかからない綿製品をお客様と一緒に模索しています。
オーガニック栽培で生まれる糸を、アボカドの種やお茶のタンニン、マンゴー樹皮やタマリンドなど自然由来の染料で綺麗に染め上げ、うっとりしてしまうような色合いのストールやハンカチなどを作られています。
自然由来のものにこだわるカンボジアコットンクラブの生産方法では、現地の環境を汚染することもありませんし、生産に携わるカンボジア人の方々が、殺虫剤まみれになるということもありません。
生産する人、地域、使う人の全てに配慮したものになっています。
綿の全生産量の中でオーガニックに分類されるものは、ほんの1%未満しかないそうです!
とても貴重なものを作られているんですね。
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購入方法は?
現代では、農薬への意識も高まり、有機野菜やオーガニックのジャムなど、口に入れるものには気を使っている、という方が多いと思います。
しかし、肌が特別敏感でない限り、服の素材にまで配慮することはなかったのではないでしょうか。全てをオーガニックで揃えるのは無理にしても、肌に直接触れるものや赤ちゃんの着るものには、せめて薬品の有害性を心配しなくて良い、安心なものを選びたいですね。
今日ご紹介した、カンボジアコットンクラブさんの製品(今はストールのみ)は、公式サイトのこちらのページから購入することができます!
無農薬・無化学肥料のコットン100%で、一本一本丁寧に手織りされたもの。
心を込めて、来月の母の日のギフトにもいいかもしれませんね!
※写真は公式Facebookから引用させていただきました。
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